|袴田巌さんの完全無罪を求めるくにたち集会
|7月16日(日)17:20〜19:20
|会場:国立市公民館 地下ホール
|講師:金聖雄監督 袴田さん再審にいたる映像とお話し
| 門間幸枝さん(無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会)
|入場料:無料 カンパ大歓迎
|主催:くにたちで人権を考える会
<報告>
7月16日㈰は夕方から【袴田巌さんの完全無罪を求めるくにたち集会】でした。
最初に話された金聖雄監督は袴田巌さんを描いた「夢の間の世の中」や「獄友」という冤罪を訴えながらお互いを励まし合う4人の「友」の日常を映した映画を作られました。最近は「オレの記念日」という、布川事件で冤罪を晴らすために闘われた桜井昌司さんを丹念に撮られた映画で、最近第28回平和・協同ジャーナリスト基金賞 奨励賞受賞や第14回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルコンペティション部門で大賞を受賞されました。
今回はテレビETV特集で放映された「雪冤(せつえん)〜ひで子と早智子〜」という冤罪を訴える弟さんと夫を支える2人の素敵な女性のドキュメンタリーの一部に新たな袴田巌さんとひで子さんの日々を加えた約30分の録画上映をされた後にお話を伺いました。冤罪映画監督と言われてしまいまして、とユーモアを交えながらも今回の検察の袴田事件への有罪立証に静かな怒りを述べておられました。
袴田巌さんの日常にも触れられて、袴田さんは最近は「お金を儲けて平和のために使わなきゃあかん。」とか「蒲田に最高裁がある。」と巌さんの言葉が伝えられました。袴田巌さんが長年の収監による拘禁症状から抜け出せることはなかなかないようです。
又「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会」からは門間幸枝副代表がこれまでの袴田さん支援の日々と、完全無罪を強く願いながら天国に召されてしまった熊本典道元裁判官への思いを切々と語りました。何より嬉しいのはと、袴田事件を通して理不尽な冤罪がなくならない日本を知り、ある小学校と中学生の2人の男子が裁判官とそれに関係する仕事を目指している喜びを語りました。袴田さんを救う会の広告塔としてこれまで全国に支援を訴えて回り、ジュネーブの国連人権理事会に訴えたり、海外にも何カ国も足を運んできました。私たち袴田さんを救う会では、これまで袴田ひで子さんの凛とした強さに逆に励まされてきた年月でもあります。
金監督の次の映画は「アリラン ラブソディ」。遠く故郷(朝鮮半島)を離れて川崎南部で厳しい生活をしながら力強く生きたハルモニ(おばあさん)たちのドキュメンタリーです。
私たちは袴田巌さんの完全無罪を勝ち取るまでこれからも活動してゆきます。ご支援をよろしくお願い致します。
主催者の「くにたちで人権を考える会」の皆様、お世話になりました。(溜)
posted by 袴田巌さんを救う会 at 03:14| 東京 ☀|
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